内的感覚

内的感覚を育成するために型稽古がありますが、ただ漠然と型稽古を行なっでも、内的な感覚を育成することはできません。

ほんのわずかな動きの中に繊細な感覚を育てる仕組みが型には内在しているからです。

漠然とではなく、かなりの集中力が必要になっていきます。

サンチンの型をおこなうときは、腕の開きから、閉じるその瞬間に繊細な内部感覚を目覚めさせるものがあります。その一点に肚の絞りが生まれる瞬間があります。それは筋肉的な絞りとはことなり、比喩的にいえば、水面に一滴の滴が落ち、それによって波紋が広がるようなものです。

一滴の滴が水面に落ちたときに、肚の絞り、つまり丹田が出現し、そのエネルギーが波紋のように広がっていきます。

内形の動画