形態の力

型は、型そのもの力があります。その力の源はその形態そのものが自分のものになったときに立ち現れてくるものです。しかし多くの場合、それを信じることができないため、型を変えたり、力を籠めたり、あるいは脱力したりしながら、稽古をしてしまうことがあるようです。型は、その形態そのものに力があります。その型が身についたとき、つまり身体に受肉したときに、その型を作った人の心も受肉します。

そのとき、目に見える型は消えますが、目には見えない型が誕生します。その目には見えない型が、型の心になります。

その型の心の誕生のプロセスに丹田による力がでてきますが、型そのもの心が誕生したときは丹田さえもなくなります。