型稽古を通して相手の聖所と出会う

型稽古をするときは、手足はのびのびと外へ延びるような気持ちで行いますが、一方意識は自分の中心に向かうようにして行います。組み手で相手に入るとき、気持ちが相手に向かっていけばはじき返されますが、自分の中心に意識が向かえば、相手の中心に入ることができます。つまり、型稽古を通して、相対の世界から絶対の世界へと移っていきます。なぜなら、自分の中心にある聖所は、相手の聖所でもあるからです。